以下の情報はWebサイト制作時(2019年5月時点)の内容です。現在の状況と異なる内容が含まれることを予めご了承ください。
2023年4月、日本で経口中絶薬が承認されました。

思いがけない妊娠や流産をしたとき、自分の体のことを自分で選んで決められるように、
適切な情報を伝えます。そして日本でもセーフアボーションが実現することを目指します。

ABOUT US

Safe Abortionの実現に向けて

Abortionとは、中絶(Induced Abortion)・流産(Spontaneous Abortion)の総称です。それぞれの当事者の女性が抱える気持ちや背景は様々ですが、いずれも経験を語りづらく不安を抱える人は少なくありません。このサイトでは、思いがけない妊娠や流産をした人が、自分の体のことを自分で選んで決められるように適切な情報を伝えます。日本では中絶・流産に対して掻爬法が行われることがあります。これは世界のスタンダードではありません。世界的なSafe Abortionの手法は薬剤か真空吸引法によるものです。女性の健康と権利を守るために、日本でも安全な選択肢が広がることを目指します。

ー SAJP(Safe Abortion Japan Project)ー

HOW TO FLOW

思いがけない妊娠をした時の4STEP

SEXから約3週間たっていれば検査できます

エコーで妊娠を確認します
中絶を選択するにはリミットがあります
あなたに決める権利があります

WHAT SHOULD WE DO?

妊娠したかも!?と不安になったら

避妊が十分でなかったセックス(コンドーム破損、腟外射精、腟内射精、低用量ピルの飲み忘れなど)をした場合、「緊急避妊」という選択肢があります。セックスからなるべく早く72時間以内に緊急避妊薬を内服するか、120時間以内に子宮内避妊リングを入れることで高い確率で妊娠を避けられます。もし月経が予定より1週間以上遅れる場合や、妊娠の不安があるセックスから3週間たった場合は、市販の妊娠検査薬で検査をしましょう。陽性反応が出た場合は、必ず産婦人科を受診して、エコー検査で子宮の中に妊娠していることや妊娠週数を確かめます。(基本的には、最終月経開始日が0週0日)産む場合も産まない場合も、妊娠週数を早めに知ることはとても大切です。

FLOW CHART

思いがけない妊娠や流産をした時の選択肢と流れ

流産と判断された時

ABORTION INFORMATION

中絶・流産について知ろう

Safe Aborotion について

海外の多くの国では、ある飲み薬によって安全な中絶・流産が行われています。この薬はWHOの必須医薬品(人口の大部分におけるヘルスケア上のニーズを満たすものであり、個人やコミュニティが入手できる価格であるべき薬)に指定されています。しかし、日本では認可されていません。また、掻爬(そうは)法は行うべきではないとされ、真空吸引(しんくうきゅういん)法が推奨されています。しかし、日本では掻爬法が行われています...

人工妊娠中絶について

日本では、ある条件のもと、妊娠22週未満の中絶が認められています。中絶には本人と配偶者の同意が必要です。未婚の場合は相手の同意は不要です。医療機関によっては未成年の場合、保護者の同意を必要とすることがあります。妊娠週数によって手法が異なり、日本では、初期中絶(12週未満)は日帰りまたは1泊で手術をします。中期中絶(12週以降22週未満)は数日間~1週間くらい入院して分娩をします...

流産について

胎児が胎外で生きられない妊娠22週より前に妊娠が終わることを流産といいます。約15%、年齢によってはそれ以上の確率で生じます。自然に排出が始まる「進行流産」と、症状がなく子宮内にとどまる「稽留(けいりゅう)流産」があります。稽留流産の場合、日本では自然に排出されるまで待機するか、日帰りまたは1泊で手術をします。妊娠12週以降は「子宮内胎児死亡」といい、数日間~1週間くらい入院して分娩をします...

COST and SUPPORT

かかる費用と受けられるサポート

初期中絶(12週未満)の平均的な費用

※初期であっても9~10週以降では料金を高く設定する医療機関がみられます。

約9万円~15万円

中期中絶(12週~22週未満)の平均的な費用

※12週1日以上は出産育児一時金の対象となり、健康保険から39~41万円が医療機関へ支給され、上記費用の一部にまかなわれます。

約40万円~60万円

初期中絶(12週未満)の平均的な費用

※初期であっても9~10週以降では料金を高く設定する医療機関がみられます。

約9万円~15万円

中期中絶(12週~22週未満)の平均的な費用

※12週1日以上は出産育児一時金の対象となり、健康保険から39~41万円が医療機関へ支給され、上記費用の一部にまかなわれます。

約40万円~60万円

METHODS OF ABORTION

日本では基本的に手術か分娩をします

手術(12週未満)

日帰り、または1泊入院して手術を行います。

※頸管拡張は、経腟分娩歴がある場合は省略されることがあります。

※イラストはイメージです。実際の診療・施術内容と異なることがあります。

分娩(12週以降)※中絶は22週未満まで

数日間~1週間くらい入院して分娩を行います。

※イラストはイメージです。実際の診療・施術内容と異なることがあります。

WHO推奨のSefe Abortionについて

WHOの推奨するSafe Abortion

WHOは、安全な中絶・流産の手法として、薬剤、もしくは、真空吸引(しんくうきゅういん)法を推奨しています。海外では1980年代から手動真空吸引法(MVA)が主流で、1988年からは薬剤によるSafe abortionが広がっています。

一方、日本では、掻爬(そうは)法、または掻爬法と電動吸引法を併用した手術が行われています。2015年にMVAが認可されましたがコストの問題などもあり普及しているとは言い難く、薬剤は認可されていません。WHOは「いまだに掻爬法が行われているならば(Safe Abortionの手法に)切り替えるべき」と勧告しています。したがって現在の日本は必ずしもSafe Abortionが行われているとは言えません。

厚生労働省へ6万8362筆の署名とパブリックコメントを提出しました

厚生労働省へ6万8362筆の署名とパブリックコメントを提出しました

私たちSafe Abortion Japan Projectは、安全な中絶・流産の選択肢を増や…
本日2月21日、厚労省に署名と要望書を提出します。

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この度、2月 21日に、 厚生労働省 子ども家庭局および医薬・生活衛生局 に署名簿を提出し、同…
6万筆突破!2月21日厚労省へ経口中絶薬の承認を求める署名を提出します。

6万筆突破!2月21日厚労省へ経口中絶薬の承認を求める署名を提出します。

来る2月21日(火)に本署名を厚生労働省 子ども家庭局および医薬・生活衛生局にオンライン署名「…
厚生労働省へ6万8362筆の署名とパブリックコメントを提出しました

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